乱読派の読書メモ

本好きの本好きによる本好きのための読書記録

「時ひらく」辻村 深月/伊坂 幸太郎/阿川 佐和子/恩田 陸/柚木 麻子/東野 圭吾

人との待ち合わせに4~50分早く着いたある日、そういえば以前もらった本200円分のクーポンそろそろ使用期限だったと思い出し、駅構内の新本屋へ足を踏み入れる。 ライト目なのを何か1冊買ってコーヒー屋で読もう。 だがしかしそういうときに限って決まら…

「ダンジョン飯」九井諒子

コミック出始めの頃から気に入って新刊を楽しみに待っていたが、このほど(といってももう結構経ったな)完結したのでメモ程度にあげておく。 ファンタジー+グルメ(?)という今はやりのジャンルを掛け算した異色と言っていい漫画ながら、妙に淡々とした進…

「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」三上延

やたらライトな小説を読みたくてこれと併せて買った。 book.hampemtarutaru.com こちら舞台は北鎌倉。予備知識としてはこの本のほうがタレーランよりはあった。と言っても、いわゆるライトノベルで、舞台は鎌倉、爆発的にヒットした、程度のものだが。 古書…

「珈琲店タレーランの事件簿~また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」岡崎琢磨

なんだかライトなものが読みたくて、このあとに紹介する本と併せて買った1冊。 舞台は京都、ひっそり営業している珈琲店。 登場人物たちの名前がコーヒーの種類にかかっている、というつかみで完全にやられる。 こんなん、中高生のくらいの時にメチャクチャ…

「木梨憲武自伝 みなさんのおかげです」木梨憲武

家人の要望で発売されてすぐ購入、3時間くらいで読み終わった。 うん、いわゆるめちゃくちゃ普通のエッセイだった。 まず前提として「とんねるず」をある程度知っていて、ある程度好きじゃないと楽しめないかな。 ある程度、というのは、とんねるずからだい…

「生物学史=自然と生きものの文化=」筑波常治

1993年発行の放送大学の教材。 この本にあとがきを寄せていた著者の作品を探して取り寄せた。 book.hampemtarutaru.com うん、教科書でした。 普通に学習用教材。どこまでも教材。学問用。 でも、生物学という枠にとどまらず、というか、生物学を系統立てて…

「真珠の耳飾りの少女」トレイシー・シュヴァリエ

前記事の漫画「暴れん坊本屋さん」に出てくる読書好き店長が漫画内のどっかのコマで手にしてすすめていたのが気になって、調べて購入。 book.hampemtarutaru.com 驚愕レベルの読書家ハルキスト店長がすすめる海外の本ってことで楽しみに読み始めたんですが、…

「暴れん坊本屋さん」久世番子

次に紹介したい最近読んだ本をどこで知ったのか思い出していて、コレだったので先に紹介しておくことにしよう。 いわゆるエッセイ漫画の類はいまどき本当にたくさんあるが、なかでも大好きな本作。 うん、「本」作なんだ。 漫画家で飯を食うことを志しつつ本…

「火花」又吉直樹

お笑い芸人ピースの又吉氏が書いた自伝的小説。 芥川賞を受賞して話題になったのが2015年、読もう読もうと思っているうちに月日が過ぎてようやく読めたのが最近。 とてもいい本だった。なるほど話題になるわけだ。 お笑い芸人であることを前提に、自伝的な内…

「君たちはどう生きるか」吉野源三郎

つい近頃アカデミー賞を受賞したことでまた少し話題になっていた(ゴジラに食われた感は否めないが)映画「君たちはどう生きるか」は、去年夏の終わりに劇場で観た。 www.hampemtarutaru.com その時に開演まで時間があったので、同じモール内の本屋で同タイ…