一度は書かずにおれない大好きな名作、新谷かおる著「エリア88」。
連載期間は1979年~1986年で全23巻(少年ビッグコミックス)。いろんなバージョンが出てるので巻数はまちまち。
ちなみにうちにあるのは文庫版で全13巻。表紙がリアル寄りでちょっとカッコイイが、文庫はコマが小さくてちょっと読みにくい。保存のためにそうした記憶があるのだが、歳をとると大判のほうがありがたく…
閑話休題。
バリバリの戦争モノでベロベロのロマンもの、そして絵柄は少女漫画ってことで刺さる層には刺さりまくる。言わずもがなわたしはど真ん中で好きすぎる。大好きな漫画ベスト10には入ってきちゃうかも…
ストーリーの運びそのものには正直おおいに無理があるのだが、傭兵周辺の描き方は勝手知ったるというかリアリティは置いといて、見たい読者の求める成分をばっちり含んだカッコいいアレコレを期待通りに盛り込んでくれる作者のサービス精神に感服する。あるいはそれらはサービスじゃなくて、書いてる本人がいちばんカッコいいと思ってるのかもしれず、そうだとすればなおさら最高なわけだが。
この漫画で知った飛行機の名前も多い。
生活の中で当たり前のように各名台詞が口を突いて出る。
個性豊かな登場人物たちは過去の既知のようで、自分の思い出に含まれているかのようだ。
みたいな語り口調もロマンベロベロに寄っちゃうあるいは酔っちゃうくらいには影響を受けている大好きな漫画。
未読のかたは騙されたと思って是非一読をお勧めしたい。
時代的にも古すぎてストーリーも無理があるしハードル高めに感じるかもしれないが、補ってあまりある美しいまでのキャラ設定と世界観は触れ合っておいて損はない。

