乱読派の読書メモ

本好きの本好きによる本好きのための読書記録

エッセイ

「びんぼう自慢」古今亭志ん生

落語家志ん生の生涯を語ったエッセイ。 作者名は志ん生だが、実際は編者の小島貞二てえ人が志ん生に話を聞いてそれをまとめた感じなのかな。 落語は詳しいほど好きじゃないし、正直お耳もおつむもいいほうじゃあないから、わたしに志ん生はちょっとレベル高…

「ブリキのギターに愛を込めて~イカサマイマサ」いまみちともたか

まさか書籍の紹介でこの人の名前を書くことになろうとは。 ボクらの世代じゃ知らない人もいなかろう、一世を風靡したバービーボーイズというバンドのギタリスト、いまみちともたか氏の(たぶん初の)エッセイ集。 バービーについて書くと長くなりそうなので…

「勇気凛々ルリの色」浅田次郎

エッセイの類というのはたいがい面白い。 いや、もうちょっと正しく言うと、「小説家の」エッセイは面白い。 そりゃそうだ。筆一本で飯を食ってる文筆のプロが身近なアレコレを、ものによったら自分と同じものを見たり考えたりしたあれこれを文章化してくれ…

「ゲゲゲの女房」武良 布枝

◆水木しげるの夫人、武良布枝氏の半生を描いたエッセイ 誰もが知ってる「ゲゲゲの鬼太郎」といえば漫画界のオバケ漫画ですね(両方の意味で)。 これを描いた超がつく鬼才、水木しげる氏の奥方が、その人生を振り返って書かれたエッセイです。 貧乏からはじ…