乱読派の読書メモ

本好きの本好きによる本好きのための読書記録

「もやしもん」石川雅之

もやしもん(13) (イブニングコミックス)

 

2004年からイブニングで連載されていた農業大学を舞台にした漫画、全13巻。

初読はたぶん15年くらい前。トータルで3回くらいは読み返してるかな。

 

菌を見ることができる、しゃべることができるというファンタジーな設定で、その菌たちがまたチャーミング。

 

実際菌にまつわる食べ物系のエピソードや日本酒造りなど興味深い内容でありながら、なんかあんまりそのへんの説明は繰り返し読んでるにも関わらず入ってこない。

キャラがもろもろ強すぎてそっちに意識を引っ張られてしまいがちになるせいかもしれない。

 

ストーリーとしてよくできてるかと言われるとあまりに荒唐無稽すぎてアレだが、世界観は超独特と言える。

農大が舞台という点で「動物のお医者さん」や「銀の匙 Silver Spoon」と似通った雰囲気を持っている部分はある。

 

好き嫌いは分かれるかもだが、複数回読み返してるってことは、わたしはたぶん好きなんだと思う。