これからの流れで海モノ(ジャンル…?)が読みたくて久しぶりに手に取った。
1999年からヤングサンデーで連載された漫画、全12巻。
何度か映画化、ドラマ化され、都度話題になっていたような記憶がうっすらとある。
初読は15年くらい前かな。たぶん通しで読むのは3回目くらい。
絵がリアルすぎてあまり得意な作者じゃないんだが、ストーリーは文句なく面白い、そして重い。
「ブラックジャックによろしく」もそうだが、深刻で残酷な現実が突きつけられて、正直およそ娯楽を求めて読む種類の漫画ではない。
自衛隊とはまた違った海保という知ってるようで知らないジャンルの話で面白いが、原作者と作者が異なるせいなのか、いまひとつ胸に迫るもの、胸に残るものは少ない。
わたしの読解力が低いせいなのかもしれないが。
あとたぶん、この人の漫画は原稿のサイズで読むともっと理解度が上がる気がする。