読んだのは去年の秋ごろ。
わたしは時間が経つとどんどん忘れて行ってしまう生き物のため、正直ほとんど覚えてない(情けない!)。うっすらと印象があるくらい。
なので申し訳ないがほんとうに「読んだ」という記録のみ。
いつか再読したらまた書くかも。
超ざっくりと言うと暗殺をテーマに取った短編集。
幕末の混乱期にはさまざまな種類の暗殺が横行した。流行ったと言ってもいいくらい。
その暗殺者たちにスポットを当て、それぞれの行動や思惑をなまなましく描いたものだった。
この人の書く「人」はほんとうに泥臭くて血生臭くて人間臭い。
好き嫌いは発生するとは思うが「臭い」を描けるのはスゴイ。
司馬遼太郎は好きだが浸かりすぎてしまうので短編や短めのものばかり手に取る傾向にある。それでもボリューム感がすごくて、いつも読むのに時間がかかる。
そろそろ項羽と劉邦とか読みたいが、その間ほかの本が完全に止まっちゃうからなー。
いつ手を付けるか悩むところです。