◆蝦夷たちの熱い魂 もう随分前に読了してまた最近に読み返したオススメ作品「火怨」、高橋克彦氏著、上下2冊。サブタイトルは「北の耀星アテルイ」。たしか吉川英治文学賞かなんか取ってますね。 全部ひっくるめて大絶賛ってわけにはいかない部分も多々ある…
友人のお勧め。 三浦しをん作品は「舟を編む」しか読んだことがなかったのですが、それを期待して読むと印象の違いにどぎまぎします。わたしは幸い友人から事前に印象まったく異なるよという注意を受けていたのでだいぶましでしたが、それでも驚きました。 …
◆得体の知れないタイトル「プリズンホテル」 人生で面白かった本10選をあげるとしたらうっかりコレ入って来ちゃいます。 それが浅田次郎の「プリズンホテル」、夏~春の全4巻。 自分では絶対に手に取らなかったと思います、この本。 浅田次郎は嫌いじゃな…
◆見知らぬあなたとそんなこと!? 短編オムニバス作品、全4編収録。 そしてロマンティック…いやオトナ要素が強い。印象としてはほぼオトナ向け本です。 ハーレクインとか読んだことないけどこんな感じなのでしょうか。 主人公の女性は若く魅力的で、意外過…
◆「なぜこんなに面白いのか?読めばわかる」 これは横山光輝氏の漫画版のほうに載っていたアオリ文。吉川英治氏の作品を原作として描かれた全50巻。肝心の吉川氏の三国志は、文庫版で全8巻でした。 三国志自体はほんとうに数多く描かれていて、各作者の推測…
◆世界のヒーロー、アルセーヌ・ルパン ルパンの冒険シリーズ第三弾の奇岩城を読みました。 モーリス・ルブラン作で、今回読んだのは堀口大學氏訳によるもの。 ルパンとの出会いは小学生時代に図書室で。 上に子供向け仕様の画像を載せましたが、そうそうこの…
これはねー。なんつーか、「やられた!」って思った本。 「桐島、部活やめるってよ」で一躍有名になった人、って程度の認識だったから、正直これを手に取った時も結構逡巡したんだよ。 就活の話らしいし、さわやかな青春ものってのもどうもなあ。 とはいえ食…
◆鉄板のおもしろ要素「FBI」 キャサリン・コールター著の「迷路」。FBIを舞台にした長編ラブサスペンスです。 ラブサスペンスってカテゴリの呼び方もどうかと思いますが、なかなかじょうずな呼び名が思いつきません。 活発で行動的な主人公と、序盤で出てく…
◆第9回(2012年)本屋大賞受賞 もう読み終わってからだいぶ経つんですが、書こう書こうと思ってるうちに今に至ってしまいました。 だいぶ話題になっていたので一度は読みたかった三浦しをんさんの「舟を編む」です。 おもしろかったです。 想像以上にライト…
友人に勧められてはじめて手に取った安倍公房という作家の本。 エグいというかグロいよ、とは貸してくれた方の談。 なるほど、エグい。 昆虫採集に出かけた変哲もない男が、砂の中でもがいて暮らす人々が生きる土地へ迷い込んで、その蟻地獄にまんまと捉えら…